Concept
陶育とは?
~陶育 - TOU-IKU - の誕生秘話~
子どもは、生後半年を過ぎると、離乳食を始めます。
はじめは親の手を借りながら、ごはんを口に運んでもらう子どもたち。
でも、成長していく中で親の手から徐々に離れ、いつかは自分の手で食べるようになり、自立をはじめます。
そんな頃、
食器をふりまわしたり、食べもので遊んだりして、スムーズに食事が進まず苦労したこと、育児の中で幾度となくご経験されているのではないでしょうか?
弊社にも、同様の経験をしたスタッフが何人も居ます。
本シリーズを始めたきっかけは、そんな経験をしたひとりの男性スタッフの声でした。
「僕は、息子が喜ぶようなうつわを作りたい」
その男性スタッフは続けます。
「僕ですら悩まされた。朝から晩まで子どもに付き添っている妻は、もっと大変だったに違いない。僕が考えたうつわで、息子が楽しく食事してくれたらどんなに嬉しいことか」
はじめは、ひとりのスタッフが自分の息子を喜ばせ妻を助ける、というささやかな想いに、職権を活用しただけだったのです。
それは、息子が使いやすそうなうつわに息子が好きそうな絵柄をつけていくという、ごく単純な手法でしかありませんでした。
ところが…
実際に使い始めたら、予想以上にその息子が喜んで食事するようになったのです!
やがて、
「陶器屋として、同じ悩みを抱えた家族をお手伝いできるような取り組みはできないか?」
男性スタッフは、自分の息子や妻にしてあげられたことを、もっと多くの家庭に届けたいと考えました。
そして会社も、その活動を一つの命題として掲げることにしたのです。
そんな想いを込めて
『陶育 - TOU-IKU -』がはじまりました